サバールとは、木をくり抜いた長い胴にヤギの皮を張った太鼓。利き手は柳の枝のバチで、もう一方は手の平で叩きます。バチは鞭のような鋭い音、手の平は叩き方で甲高い音や低く深い音を出します。そのリズムは複雑で変幻万化します。今回のワークショップはまずこのサバールの初歩的な叩き方から始まりました。
練習場所はダカール郊外の海岸、大西洋に面する砂浜です。海水浴客のためのものか手頃なあずまやがいくつかあり、それを利用して行われました。指導するのはワークショップを主催するドゥドゥの息子ワガン。弟のアブライが助手を務め、ファミリーの人たちが交代でいろいろ手伝っています。